4こま漫画「ミルクモンスター」が印刷された牛乳瓶。牛乳が入っていると見えない仕組み。
瓶に現れた4こま漫画に見入る児童=関市旭ケ丘、旭ケ丘小学校

 牛乳の飲み残しを減らそうと考案された牛乳瓶「ミルクコミック」が31日、岐阜県関市旭ケ丘の旭ケ丘小学校の給食で1日限定で配られた。牛乳を飲み進めると、瓶に描かれている4こま漫画が現れる仕組み。児童はユニークな瓶に驚き、楽しみながら食品ロス削減に考えを深めた。

 国連食糧農業機関(FAO)が定めた「牛乳の日」(6月1日)に合わせた特別企画。瓶は牛乳の廃棄を減らそうと、さまざまな企画を打ち出す「関牛乳」(同市観音前)と斬新なアイデアで社会課題の解決を図る事業を展開する「ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパン合同会社」(東京都)が共同で開発した。関牛乳の瓶に白いインクで漫画が印刷され、牛乳が入っている時は見えないが、最後まで飲むと結末が分かる。「ミルクモンスター」と題したギャグ漫画は、牛乳から生まれたモンスターと人間の子どもが交流を深める内容で計10話が作られた。

 この日は高学年分の183本を用意。普段はパックだが、瓶が配られると「いつもと違う」と声が上がった。印刷の凹凸を触って不思議がる子もおり、少しずつ漫画が現れるとじっと見入った。4年の女子児童(9)は「元々牛乳は好きだけど、今日はさらに楽しく飲めた」と話し、関牛乳の吉田宰志社長は「黙食で話せない中でも、それぞれが瓶を手に取り楽しんでいる姿が見られてうれしかった」と語った。

 給食に先立ち行われた特別授業で、高学年は吉田社長らから、牛乳の製造工程やこだわりのほか、給食では牛乳の飲み残しが最も多い統計などを学んだ。どうすれば飲み残しが減るかを考えたうえで、サプライズとしてミルクコミックが配られた。