新型コロナウイルス禍で食材を含む物価が高騰している中、岐阜県内7市町の公立小中学校の給食費が今年4月に、1食当たり最大33円、1カ月当たり最大594円値上げされたことが26日、県の調査で分かった。県立高校や私立小中学校でも給食費が上昇し、県は今後、対策を検討していく。

 県の調査によると、公立小中学校の4月時点での平均給食費は、1食当たり小学校は261円、中学校は298円。1カ月当たりでは小学校は4698円、中学校は5364円だった。

 給食費を値上げしたのは、多治見市と土岐市、山県市、羽島郡岐南町と不破郡垂井町、揖斐郡揖斐川町、本巣郡北方町。1食当たり9~33円、1カ月当たり162~594円値上げし、最も値上げしたのは北方町だった。一方、私立でも1カ月当たり774円を値上げした学校もあった。

 26日に県庁で行われた子ども・家庭支援に関する意見交換会で、値上げについて県が報告した。出席した幼稚園や小中高校の関係者は給食について「パンを週3回から1回に減らす見込み」、「カボチャコロッケを野菜コロッケ、冷凍リンゴをゼリー、サケフレークをツナに変更するなど、価格が高騰している食材を避けて献立を考えている」などと現状を述べ、「メニューを工夫しているが限界」「幅広く児童生徒を支援するため給食費の補助を県には検討してもらいたい」と要望した。

 会議の最後で、平木省副知事は「国の緊急対策に沿い、県は生活者と事業者の支援を6月議会に上程するため検討を進めている。意見や要望を踏まえて対応していきたい」と述べた。