追加で提供されたレモンゼリーを頬張る児童=北方町北方、北方小学校

 資源高や円安などの影響で食材費が高騰する中、給食費の負担増を軽減しようと、岐阜県北方町は今月から、新型コロナウイルス対応の地方創生臨時交付金を活用し、町立幼稚園や保育園、小中学校の給食のデザート費を補助する取り組みを始めた。月1、2回程度、デザートを追加して提供する。

 町では、ジャガイモが昨年1月に比べ2・1倍の335円(1キロ当たり)、バターが6・4%アップの665円(同)となるなど食材費が増加。2月はデザートが用意できない事態にもなり、4月から給食費を値上げし、小、中学校で600円増の月4800円、同5500円とした。

 だが足元でも高騰し、今後も上がる可能性がある中、現状の給食費の範囲内でやり繰りするため、6月議会の一般会計補正予算案に、交付金の一部を活用してデザート費約300万円を計上する予定。

 5月から来年3月まで、町立の全ての幼、保、小中学校の給食で、「コロナに負けるな応援デザート」と銘打ち、デザートの提供を追加。戸部哲哉町長は「さらなる保護者の負担がない形で、子どもたちにおいしい給食を喜んで食べてほしい」と語る。

 今月はデザートの提供を2回追加し計5回とし、20日の給食では初の追加デザートのレモンゼリーを用意。同町北方の北方小学校では、カレーやサラダとともに、子どもたちがゼリーをおいしそうに頬張っていた。3年の男子児童は「ゼリーは甘酸っぱくておいしかった。デザートが出るとうれしい」と話した。