高山線でデビューするJR東海の新しい特急車両「HC85系」=名古屋市、JR東海・名古屋車両区
「外国人観光客の来訪復活の契機にしたい」と話す金子慎社長=名古屋市、JR東海本社

 JR東海は9日、7月1日に高山線でデビューするハイブリッド方式の新しい特急車両「HC85系」について、初列車の出発式を名古屋駅で、歓迎セレモニーを高山駅で行う計画を明らかにした。

 HC85系は車内にミュージアムスペースがあり、高山線では県内沿線の伝統工芸品が展示される。当面は特急「ひだ」として、名古屋―高山間を走る。

 7月1日は初列車の「ひだ」1号の出発式を始発の名古屋駅で行い、金子慎社長のほか、古田肇知事らが見送る。終着の高山駅では柘植康英会長=大垣市出身=をはじめ、國島芳明高山市長、山内登下呂市長、成原茂大野郡白川村長や沿線住民らがHC85系を出迎える。

 同社が9日発表した輸送概況によると、「ひだ」は大型連休のあった5月に前年同月比約3倍に利用客が増えたが、新型コロナ禍の影響のない2018年5月と比べるといまだ半数。金子社長は「(コロナ前は)外国のお客さまが多かったので反動がある」と話した上で、外国人観光客の入国再開の動きに「(HC85系の投入が観光誘客)復活の契機になれば」と期待を寄せた。