電車内の訓練で警察官に切りかかる不審者役=大垣市高屋町、JR大垣駅

 走行中の電車内に刃物を持った不審者がいるという想定の対応訓練が8日、岐阜県大垣市高屋町の大垣駅で実施された。車掌と警察官らが協力して不審者役を抑え込んだ。

 不審者役が近くにいた乗客に切りかかると、気づいた周囲の人が非常ボタンを押し、車掌らが盾を構えながら不審者役をなだめ、乗客を守った。駅のホームに到着すると、乗務員からの通報を受けて駆けつけた警察官が車内に突入。不審者役を取り押さえた。

 乗客が巻き込まれる列車内での死傷事件が相次いでいることを受け、JR東海と大垣署が合同で訓練を企画した。警察、消防と同駅などから約70人が参加した。

 同署の松枝和樹地域課長は「車掌や駅員には自身の安全を確保しながら対処してほしい。乗客も不審な物や人を見たら、ためらわずに通報してもらいたい」と呼びかけた。