天井から伸びる木製の手。どこにでも手が届く身体への願望が表れている。持つのは、波の形に変化する過程の鮎
質実とした立体格子が組まれた館内。円空仏がターンテーブルを回すという趣向で、ダンスパーティー会場に様変わりした(魚眼レンズ使用)
円空が彫った仏像を3Dスキャンし、デジタル映像に変換した作品。波のようにぐにゃりと曲がる
「伝統建築の空間的な豊かさが、手長・足長が存在すると空想できる余裕を生んだ」と語った落合陽一さん=いずれも高山市大新町、日下部民芸館

 立体格子を突き抜け、天からすっと...