岐阜県大垣市木戸町の養老鉄道西大垣駅で20日、電車内での発生を想定した不審者対応訓練があった。大垣署員と同鉄道職員計約40人が乗客を安全に避難させ、電車特有の狭い空間で不審者を取り押さえられるよう、現場での対応や連携を確認した。

 

 

 訓練は同駅の車庫線に停止した実際の車両内で実施。不審者が刃物を振り回し、乗客1人に切り付けたとの想定で行った。乗務員が不審者を車両内に閉じ込め、負傷者やほかの乗客を別の車両から車外へと避難させた後、署員3人が車両に突入し、暴れ回る不審者を制圧。規制線を張るまでの流れを確認した。

 同鉄道の市川覚鉄道営業部次長は「実践的な訓練となった。学んだことをマニュアル改善に生かしたい」と語り、同署の辻昌人警備課長は「現場の状況を日頃から知らないと早急な対応や連携が難しい。犯人との間合いを取りながら、乗客を安全に避難させることが大事」と講評した。