金華山と長良川を背景に鵜飼フラメンコを踊るダンサー=岐阜市長良、長良川うかいミュージアム

 岐阜市を拠点に活動するフラメンコサークル「エルビエント」が、同市長良の長良川うかいミュージアムで、鵜を模した衣装で踊る「鵜飼フラメンコ」を披露した。代表の吉村優子さん(同市)によると、鵜飼を題材にしたフラメンコは日本初だという。吉村さんは「コロナ下で苦しんできた岐阜や市民を勇気づけたい」と話す。

 団体は交流サイト(SNS)で、日々県内外に向けて鵜飼とフラメンコの魅力を発信している。羽島市や本巣市など県内各地から有志を募り、毎週日曜日に練習を重ねてきた。

 ダンサーは、来場者約40人を前に、鵜を連想させる漆黒の衣装で登場。手綱(たづな)さばきや鵜の躍動する姿をモデルにした振り付けのダンスを踊った。徐々に曲調や衣装を変化させることで、より明るい社会になってほしいというメッセージを伝え、会場は拍手で包まれた。

 踊りを見た男性(59)=岐阜市本荘西=は「踊りが生み出すストーリーに心打たれた。コロナ下で頑張って来た人々に希望を与えるステージだった」と笑顔を見せた。