岐阜県西濃地域を走る養老鉄道で、人気キャラクター「ハローキティ」のイラストを車両に施した「ハローキティ列車」の運行が始まった。大垣市高屋町の大垣駅での出発式には「キティちゃん」も駆け付け、テープカットで列車の運行開始を祝った。
沿線地域の観光誘致事業として、同鉄道とサンリオ(東京)、日本旅行(同)が「つなぐハローキティ列車!」として企画した。3両の1編成で車体の内外に、海津市の「南濃みかん」、揖斐川町の「谷汲踊り」、養老町の「養老の滝とひょうたん」など沿線の観光スポットや名産品をモチーフにしたハローキティのイラストが描かれている。
出発式には関係者のほか、ハローキティファンも集まり、駆け付けた「キティちゃん」に歓声を上げた。3社の代表者は「皆さんに明るい話題を提供したいと企画した。笑顔で楽しみながら乗車してほしい」などと呼びかけ、多くのファンが乗った列車を見送った。
運行は11月30日までで、期間中はオリジナルデザインの1日フリー切符の販売や、デジタルスタンプラリーなど関連イベントも行われる。