岐阜県羽島市正木町のクリエイター・漫画家の広東(かんとん)もなさん(52)は自身が作詞・作曲した羽島市のPRソング「羽島ったらマッタイラ」のミュージックビデオ(MV)を制作した。今月から動画投稿サイト「ユーチューブ」(広東もなチャンネル)で配信している。広東さんは「濃尾平野の真っただ中にある羽島を知ってもらう歌。新型コロナウイルスの影響でイベントがなくなり、街は寂しい状況だが、みんなで歌って踊って元気になれば」と願う。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」「羽島ったらマッタイラ~」で始まる曲は、軽快なポップ調。「どこまで行ってもマッタイラ~」と丘陵地や坂道がない羽島市の特徴を歌う。
きっかけは2月に出演したぎふチャンラジオの音楽番組。「歌を作ってみたい」と発言し、翌週までに曲を作ることになった。それなら地元羽島のPR曲を作ろうと、広東さんは「山国の岐阜県なのに、珍しく平地ばかりの羽島を紹介する歌を」とひらめいた。
美術短大時代を含め、5年前まで住んでいた東京では、相手に羽島出身と話すと山や雪の話題になり、県南部にある羽島が勘違いされていると感じた経験から、歌詞は羽島の特徴を端的に並べた。漫画の出稿の締め切りに追われながら、わずか3日間で詞とメロディーを作った。
番組で広東さんがボイスレコーダーに録音した「羽島ったらマッタイラ」を流すと、会員制交流サイト(SNS)で「耳に残る曲」と反響があり、「歌で古里羽島をPRできる」と手応えをつかんだ。
コロナ禍で伝統の竹鼻まつりが2年続けて中止になるなど、地元のイベントが見送られる状況に「市民は寂しい思いをしている。子どもから大人まで歌え、元気になるような明るい曲を出したい」と本格的な曲を作り、MVの制作を思い立った。
編曲は、羽島市内の音楽クリエーターに依頼した。インパクトを出すため、コンセプトは「令和デビューの昭和アイドル」。自分でかわいらしい振り付けを考え、ワンピース姿に麦わら帽子をかぶり、清楚(せいそ)系アイドルになりきって、ノリノリで歌う。
ボイストレーニングを積んだ後、6月にレコーディングを行い、7月に市内の広告制作会社などの協力でMVを撮影。市南部に広がる田んぼの中や、長良川の堤防沿いで鉄橋を走行する東海道新幹線をバックにして歌う広東さんを撮り、竹鼻まつりや竹鼻別院のフジの動画も挿入した。
広東さんは「MVの制作ではいろんな人に協力してもらい、羽島の人は温かいと改めて感じた。曲で大好きな地元を盛り上げていきたい」と意気込む。
MV制作費や衣装代など計65万円をクラウドファンディングで募っている(リンクはユーチューブのMVの説明文に添付)。出資者には返礼品として、MVのDVDや広東さんのデザインTシャツなどを用意している。
■「羽島ったらマッタイラ」 作詞 作曲 広東もな
羽島ったらマッタイラ
羽島ったらマッタイラ
どこまで行っても どこまで行ってもマッタイラー!
「岐阜羽島出身なの」って、自己紹介したら
「山がいっぱいある所だよね?」「授業でスキーをする所でしょ?」って他県の人に言われたの
※せりふ「アンタらぁ、岐阜県のイメージは山と雪しかあらへんのかね!」
羽島市は美濃地方
濃尾平野はマッタイラー
橋を渡れば愛知県 雪はすぐに溶けちゃうの
羽島ったらマッタイラ
羽島ったらマッタイラ
新幹線を使えば東京までは2時間で行けるんだからー!










