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栗きんとん目当て「直行直帰」中津川市、特産館に客足も周辺観光は減 



栗きんとんを買い求める客=中津川市栄町、にぎわい特産館
栗きんとんを買い求める客=中津川市栄町、にぎわい特産館

 秋の連休に入り、中津川観光協会が運営する観光施設「にぎわい特産館」(岐阜県中津川市栄町)は19日、栗きんとんなど旬の栗菓子を買い求める客でにぎわいを見せた。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で営業に影響が出ている事業者も多いとあって、地元の飲食店や住民団体が作る弁当や栗おこわの販売コーナーを設けるなど工夫をしている。

 同館はJR中津川駅そばにある。市内和菓子店の栗きんとんが数多く並び、集客力がある。本紙が昨年9月の4連休中に同館前で実施した観光客ら100組へのアンケートでは85組が同市を訪れた目的として「栗きんとんを買うため」と回答しており、コロナ禍でも栗きんとんが誘客の呼び水となっていることが見えてきた。

 連休初日の18日は雨で客の入りが悪かったが、19日は午前中から大勢の客が訪れ、栗きんとんばら売りコーナーではじっくりと選ぶ姿があった。弁当や栗おこわはすぐに完売した。栗きんとんを買った家族連れは「毎年買いに来ている。きょうはこのまま帰ります」と話した。協会としては、購入後に市内回遊につなげたいところだが、今は緊急事態宣言中とあってPRを控えている。担当者は「今年は食事や観光先の問い合わせが少ない。目的の商品を買って帰る人が多いのではないか」とみている。

 協会によると、同館の9月の売り上げはオンライン注文を含めると堅調に推移しているが、収穫真っ盛りの観光栗園「中津川マロンパークいが栗の里」を今月いっぱい臨時休業とするなど行楽シーズンながら悩ましい判断が続く。担当者は「宣言が明ければ積極的にPRしたいが、今は今後の動向を注視するしかない」と話す。

カテゴリ: おでかけ くらし・文化 グルメ