高山市の斐太高校は、3年生も初めてとなる球場演奏。再出発の意味を込め、戦前から受け継がれている「斐高(ひこう)行進曲」を野球応援に採用する。校歌の歌詞とメロディーを交えた、入学式や卒業式などで演奏される斐太高生にとっての特別な曲で、初回の応援開始の際に演奏する予定だ。

  応援曲は試合展開に応じて、選んで演奏する。「スモーク・オン・ザ・ウォーター」や「SHOW TIME」、「学園天国」など10曲ほどを用意した。

 

 得点を狙えるチャンス時は、楽器を使わない。岐阜大会決勝に進出した7年前の時のように「押せ!押せ!押せ!」の大コールが斐太高流。楽器の音のない独特の雰囲気は緊迫感で球場を包み込み、相手校の選手を圧倒する。今夏はコロナ禍に合わせた応援方法を考案中だ。