岐阜高校(岐阜市)は、打者ごとに応援曲があるプロ野球スタイル。野球部の選手一人一人から曲のリクエストを受け、吹奏楽部が編曲、楽譜に起こす。選手は自らのテーマ曲に後押しされ、自分なりの攻撃リズムを作り出す。 学ラン姿の應援團(おうえんだん)、チアリーディング部、吹奏楽部の〝三部一体〟の伝統的な応援スタイルが岐高流。今夏は約20曲を用意した。

 

 「ジョックロック」や「アフリカン・シンフォニー」といった高校野球応援の定番曲のほか、慶応大の「突撃のテーマ」などもある。

 得点を狙えるチャンス時は、プロ野球ロッテのチャンステーマ「モンキーターン」などで圧倒。甲子園でもおなじみの「エル・クンバンチェロ」は、岐高吹奏楽部では特別な一曲だ。