岐阜県は1日、豚熱の発生を受けて全面的な解禁を見送っている野生イノシシのジビエ利用について、狩猟期の今年11月から約3年ぶりに再開する方針を示した。県版マニュアルを事業者向けに発表し、準備が整い次第、再開する見込み。県庁で開いた有識者会議で明らかにした。
スマホ見せてグルメ・買い物お得に 岐阜新聞デジタルクーポン豚熱は2018年に岐阜市で発生し、野生イノシシの狩猟は19年に県内全域で禁止されたが、20年に県内在住者には解禁された。ジビエ利用は自家消費に限定していた。
マニュアルでは、車両の消毒や血液の焼却処分の実施など各工程の手順や留意点について、国の手引の内容を具体化しつつ、事前準備や検体提供など県独自の項目も追加した。
有識者会議ではこのほか、野生イノシシの豚熱への感染が本年度は8頭で確認されていることが報告された。前年度を上回るペースで、県は経口ワクチンの摂食率を上げるための実証実験を8~9月に瑞浪市内で行う。
また、県は豚熱の検査データを簡単な解説と共にグラフ化して載せるホームページを新設し、県の防疫措置や対策をまとめた記録誌を作成して9月までに県公式ホームページに掲載することも報告した。
古田肇知事は「県内での発生から4年が経過したが、他県の農場では発生が確認され始めている。引き続き、対策の強化と情報発信に努めていきたい」と強調した。









