岐阜の夏のレジャーといえば河原でのバーベキュー。清流・長良川が流れる岐阜県美濃市は毎シーズン多くの行楽客でにぎわう。その一方で、地元が長年頭を悩ませてきたのが河原に放置されるごみの問題だ。そこで、捨てられるごみを減らそうと関係者が目を付けたのがドローン。この夏、空からごみの持ち帰りを呼びかけるユニークな取り組みが美濃市で始まった。効果のほどは―。現場を訪ねた。(デジタル報道部・亀山大樹)

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河原にBBQの金網やプラごみ、食べ残し… 「これでもだいぶましになった」

 週末のにぎわいが静まった8月上旬の月曜日。美濃市の長良川に架かる美濃橋のたもとには早朝から軽トラックが止まっていた。美濃市が毎年、河原に放置したごみの回収を委託している市シルバー人材センターの車だ。ゴミ袋と火ばさみを手に男性2人がごみを拾って回る。

 壊れたゴムボートや椅子、使える浮き輪など、様々なものが放置されている

 河原に散乱した食べ残しやバーベキューの金網、空き缶、たばこの吸い殻。壊れたアウトドア用の椅子や水着、スリッパなども放置されている。上流から流れ着いたごみも岩場にたまって浮いていた。劣化して細かな破片になったプラスチック容器なども多く、川だけでなく海の生態に悪影響を及ぼしそうだ。「これでもだいぶましになった。去年はあみだけで30枚ほどあった。呼びかけの効果はしっかり出ている」と男性が語った。

 前年よりごみが減ったとはいえ、分別は一苦労

 9年前、記者が同じ場所のごみ問題を取材した際は、軽トラックに山積みになるほどのごみが放置され、集まってきた数十羽ものカラスがごみをあさっていた。その光景と比べると、見違えるように改善している。