ごみ放置は犯罪 きれいな川を残すために

 ただ、河原に訪れる人は毎週違うため、一度やって終わりではない。また、片付ける意思があっても、紙の食器などを散らかしたまま放置して川へ泳ぎに行き、その間に飛ばされてしまうというケースもあるという。地上でのごみ拾いや啓発は夏休みの期間中、毎日行う。小椋さんは「誰かがゴミ袋を一つ河原に残していくと、『ここに置いてもいいんだ』と後に続く人がどんどん出てくる。持ってきたものは全て持ち帰るということを徹底して」と呼びかける。

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 ごみ持ち帰りの啓発とごみ拾いに出発する美濃市シルバー人材センターの人たち

 河川は自由利用が原則。管轄する県も看板を設置してごみの持ち帰りを呼びかけてきたが、具体的な対策は各市町村に委ねられている。ごみの他にも路上駐車や騒音の問題があり、小椋さんたちは住民や行楽客にアンケート調査を行い、それらの問題の解決に取り組んでいる。「住民と行楽客が対立するのではなく、どちらも河原で気持ちよく過ごせるようにしたい」と小椋さんは考えている。

 「きれいな川を保ちたい」と、プロジェクトを立ち上げた小椋唯さん。

 そもそも河川敷へのごみの投棄は、廃棄物処理法で禁じられた犯罪行為だ。どんなに少ないごみでも不法投棄になるという認識を持ち、河川をきれいに保ってバーベキューを楽しみたい。自然を満喫するための、最低限のルールだ。

 

             

 

亀山 大樹(かめやま・だいき) 2013年入社。中濃総局、ひだ高山総局、羽島支局、写真・遊軍を経てデジタル報道部。映像の力を感じる日々。通勤途中に長良橋から眺める金華山と長良川の風景が好き。