開幕した国際陶磁器展美濃で、グランプリの壁面作品(奥)を鑑賞する来場者。展示台にはコケが植えられている=多治見市東町、セラミックパークMINO
金賞の「Act/」を鑑賞する来場者=多治見市東町、セラミックパークMINO
現代アート作品が並んだ国際陶磁器展美濃の会場=多治見市東町、セラミックパークMINO
ヘレンドの製品が並ぶ企画展=多治見市東町、セラミックパークMINO

 世界最大級の焼き物の祭典「国際陶磁器フェスティバル美濃」が30日、岐阜県東濃、可児地域を舞台に開幕した。メイン会場のセラミックパークMINO(多治見市東町)で開かれている「国際陶磁器展美濃」には、過去最多の64カ国・地域から2435作品が寄せられ、入賞17点、入選161点が一堂に会している。

 最高位のグランプリを受賞した中国人作家麻匯源(マーホイヤン)さんの「磁器シリーズ」は、色とりどりの陶磁器を描いた白磁パネル81枚を連ねた壁面作品。ほかにも、まくらの形をしたピースを56個並べた壁掛けのオブジェや、古い便器を胴体に組み込んだ女性の像など個性的な作品が並ぶ。

 会場デザインも来場者の目を引いている。建築家の藤森照信さんの監修で「木と緑とやきものの空間」がテーマ。美術展の会場としては異例だが、展示台にコケや草木を植えた。土から生まれた焼き物と自然との調和が表現されている。

 愛知県一宮市から訪れた女性(41)は「新しい感覚の作品は刺激があって面白い」と感動した様子。中津川市茄子川の男性(71)は「会場のレイアウトも斬新なつくりでいい」と感心していた。