週末の繁華街で最後の訴えをする候補者=30日午後7時13分、岐阜市内

 衆院選(31日投開票)は30日、選挙戦の最終日を迎えた。岐阜県内五つの小選挙区に立候補している16人の陣営は、選挙カーを走らせて各地で街頭演説を重ねるなど「最後の訴え」に声を振り絞り、街中では支持を求めて練り歩く候補者らの姿も見られた。岸田文雄首相(自民党総裁)の就任から10日後の衆院解散と、解散から17日後の審判。異例の短期決戦を全力で駆け抜けた候補者らは、熱気に包まれながら戦いを締めくくった。

 接戦を繰り広げる岐阜4区では、自民前職の金子俊平候補(43)が可児市から高山市までを巡った。「国会で頑張りたい」と声をからし、通行人に手を振って呼び掛けたり、聴衆とグータッチを交わしたりした。立憲民主前職の今井雅人候補(59)は大票田の可児市内を回り、野菜即売所やスーパーなどで街頭演説。買い物客らが足を止めて見守る中、「生活に密着した政治ができる」と支持を求めた。日本維新の会新人の佐伯哲也候補(51)は各地で街頭活動を展開した。

 岐阜1区では、立民新人の川本慧佑候補(30)が「岐阜、日本を前に進めよう」と強調。支援者と繁華街を練り歩き、通行人とハイタッチを交わした。共産新人の山越徹候補(51)は街頭演説で「国民の暮らしを応援する政治に変えよう」と訴えた。自民前職の野田聖子候補(61)はこの日も全国の応援で不在。諸派新人の土田正光候補(77)も支持拡大を図った。

 岐阜2区では、自民前職の棚橋泰文候補(58)が大垣市の商店街で街頭演説。「日本を良くするために頑張る」と声を張り上げ、商店街を練り歩いた。国民民主新人の大谷由里子候補(58)は各地の商業施設や公園を回り「若い人が夢を持てる国をつくる」とアピール。共産新人の三尾圭司候補(45)も街頭演説を行った。

 与野党一騎打ちとなった岐阜3区。自民前職の武藤容治候補(66)は羽島郡や各務原市のスーパーなど約20カ所で街頭演説し、「経済と人流の回復を目指す」と懸命に訴えた。立民元職の阪口直人候補(58)は午前中に30カ所以上で街頭に立ち「自民1強政治を変えよう」と支持を求めた。

 岐阜5区では、自民前職の古屋圭司候補(68)が中津川市や瑞浪市を回った後、午後6時にJR恵那駅前で最終演説。「『実現する政治』を徹底的にやらせていただきたい」と訴えた。立民新人の今井瑠々候補(25)は、多治見市と土岐市を午後8時ギリギリまで回り「この地域から政治を変えていきましょう」と求めた。共産新人の小関祥子候補(68)、維新元職の山田良司候補(61)も最後まで支持を訴えた。

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 岐阜新聞のニュースサイト「岐阜新聞Web」は開票結果を速報します。岐阜新聞電子版では11月1日付朝刊の最終版紙面を午前5時に配信。