カラスを捕獲するわな=岐阜市金町、市文化センター屋上

 岐阜市の中心市街地でカラスが増加していることを受け、市は24日、同市金町の市文化センター屋上に、捕獲用のわなを設置した。11月までに金公園周辺で実施した調査では、約4千羽が飛来しているとみられ、月内に岐阜高島屋(日ノ出町)とドン・キホーテ柳ケ瀬店跡地(徹明通)の屋上にもわなを設ける。12月1日から運用を開始し、街を荒らす厄介者の個体数減へ本格的に乗り出す。

 わなは害虫獣駆除業の「防除研究所」(大垣市)が設置し、縦1・9メートル、横2・8メートル、高さ2・3メートルで木枠に金網を取り付けた。上部に40センチ四方の穴があり、穴の回りに棒状のトラップを設けることで、入れても飛び立てないようにした。餌は鶏肉を用いる。

 捕獲した個体は週1回、同研究所の作業員が回収する。来年2月末までの冬季に運用し、当面は3カ年続ける予定で、以降は忌避剤や電流が流れるワイヤを設ける。

 市環境政策課によると、カラスは子育てする冬季に最も市街地に飛来するとみられ、最近はふんやごみの被害をはじめ、通行人が襲われかけた事例もある。同課の担当者は「市民が安心して暮らせる環境を整備したい」と話した。