エコな台所用品「鍋帽子」。加熱した鍋を包み込む中綿入りの"座布団と帽子"のセットで、余熱で保温調理ができる。月刊誌「婦人之友」の読者でつくる岐阜友の会では長年にわたり普及活動をしており、「今の時代にぴったりの道具。ぜひ活用を」と話す。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」直径27センチまでの鍋に対応する標準的な鍋帽子は、直径約30センチの座布団部分と外周直径約40センチの帽子部分からなる。使う鍋は薄手の鍋から土鍋まで、どんなものでもOK。煮込み料理や煮豆など長時間じっくり火にかける必要がある料理でも、一度加熱した後に火から下ろし、鍋帽子で鍋ごと包めば弱火で加熱し続けるような状態になる。鍋帽子使用歴15年の、岐阜友の会の杉村正子さんにメリットを挙げてもらった。
◆メリット①節約
一度加熱したら火から下ろすので、ガス・電気の使用量が減る。CO2削減につながり、SDGsを実現できる。
◆メリット②時短
鍋帽子で保温している間は別の作業ができ、火口が空くので別の加熱調理も可能に。結果的に全体の調理時間が短縮できる。また、火から下ろすので外出中にも使え、朝に材料に火を通した後、鍋帽子に入れておくと夕方にはほぼ完成した状態になる。
◆メリット③保温
保温力に優れ、家族の食事時間のずれにも対応。電子レンジを使わずに温かい料理がさっと出せる。ご飯なら、夕方に鍋で炊いて夜の間は温かさが保てるという。
◆メリット④料理上手
鍋帽子を使えば焦げ付く心配もなくじっくり煮ることができ、味が染み込んでお肉が軟らかく仕上がる。
岐阜市大脇の木下工務店モデルルーム内にある雑貨販売「toiro tea STAND.」店主の木下詩乃さんは約4年前から鍋帽子を愛用。良さを広めたいと、週末に開催する「マルシェ」で、鍋帽子の講座を岐阜友の会と共に企画した。
第1回は11月、土鍋ご飯の調理をテーマに開いた。数分加熱した後、土鍋を鍋帽子に包むだけでふっくら炊けることを実演すると、30~70代の参加者から感嘆の声が上がった。料理の腕を上げたいと訪れた女性=同市=は「炊飯器とは違うよう。手軽と分かったので家でも挑戦してみたい」と話した。
同店はオーガニック食品の販売もしており、木下さんは「SDGsに関心のある若い人にも、昔ながらの知恵を伝えたい」と話す。講座はさらに4回予定されており、次回は12日に鍋帽子を使ってクリスマスチキンを作る。参加費は鍋帽子付きで4千円。岐阜友の会は「使い方を実際に見てほしい」と参加を呼び掛けている。問い合わせはtoiro、電話058(270)1016。













