岐阜県教育委員会は9日、岐阜北高校と郡上高校で昨年、学校独自に実施したいじめ調査のアンケートを各1人分紛失していたと明らかにした。アンケートが紛失した生徒2人について、いじめは確認されなかった。アンケート紛失による情報流出は確認されていないが、教諭2人を今年3月に厳重注意処分にした。

 県教委によると、いじめの実態を把握する方法は現在、県教委が年3回ウェブで実施する形式と、各校が独自で行うアンケートがある。

 岐阜北高では昨年9月、郡上高では昨年11月、日常生活で困っている内容などを把握する学校独自のアンケートについて各1人分を紛失した。アンケートはいずれも紙で実施し、両校は紛失後、県教委に報告。2人の生徒はアンケートを再提出し、いじめはなかったことを改めて確認した。

 県教委は担当した教諭2人について、懲戒処分に当たらない指導処分のうち、訓告に次ぐ厳重注意とした。紛失の事実や処分は公表していなかった。両校は既に、ウェブによるアンケートに切り替えている。

 県教委教育管理課は「個人情報の中でも、いじめに関する情報はより厳重に取り扱う必要がある。改めて管理を徹底していく」とした。