9日夕に捉えられたISSの光跡=安八郡神戸町下宮(飯沼義照さん撮影)

 実業家の前沢友作さんがロシアの宇宙船に乗って宇宙に飛び立ち、9日未明に国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。20日までISSに滞在し、宇宙生活を送る。9日夕は日本列島上空を通過し、岐阜県内でも肉眼で観測できた。ISSを長年撮り続けている県安八郡神戸町の写真愛好家、飯沼義照さん(75)は光跡の撮影に成功した。

 ISSは地上からも肉眼で、すーっと動く星のように見える。約400キロ上空を秒速約7・7キロ(時速約2万7700キロ)の速さで飛行。1周約4万キロの地球を90分で一回りする。

 ISSが星のように輝いて見えるのは太陽光を反射するため。朝と夕のわずかな時間帯に日本列島の上空や付近を通過した時だけ見える。快晴だった9日は、県内でも日没後の午後5時半すぎ、ISSが星のように輝きながら北西から南東に向けて飛行する様子が観測できた。日本人宇宙飛行士が搭乗するたびにISSの光跡を撮影してきた飯沼さんも自宅の庭に一眼レフカメラを設置。「光の点だが確かにそこに前沢さんがいる。地上から応援しているよと伝えたい」と話した。

 飛行ルートや日時はISSのKIBO宇宙放送局が発信するウェブサイト「#きぼうを見よう」などで公開されている。20日までに何度か観測チャンスはありそう。家族や知人と冬の空を見上げ、大いなる宇宙に思いをはせてみては。