溶融金属用センサーの世界トップメーカー「ヘレウス・エレクトロナイト」(本社ベルギー)の日本法人「ヘレウス・エレクトロナイト」(本社・千葉県市川市)は、岐阜県恵那市武並町竹折の恵那西工業団地に進出すると発表し、恵那市と企業立地協定を結んだ。約8千平方メートルの工場を建設し、来年11月稼働を目指す。本社も移転する。

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 計画によると、工場では溶融金属用センサーを製造。従業員50人規模を見込み、本社工場から20人弱が移るほか、地元でも新たに20~30人を雇用する。

 佐々木一隆社長が小坂喬峰市長と共に恵那市役所での締結式に臨んだ。佐々木社長は「自然災害に強い土地を探すよう親会社から指示があり、地盤が良く交通インフラも便利な恵那市に決めた。(隣接する中津川市に)リニア中央新幹線の駅ができるのも決め手になった。取引先の製鉄所が名古屋に多いのも利点」とし、「日本の製鉄産業を支えていく。地域の支援協力をお願いしたい」と話した。

 恵那西工業団地は市が土地開発公社を通じて独自に開発した団地で、3区画のうち進出企業が決まったのは初。式には崎浦良典県商工労働部長も同席し、地震リスクの低い東濃クロスエリアの可能性を強調した。

 ヘレウス・エレクトロナイトは1851年創業で、日本法人は1966年設立。溶融金属用の温度・酸素センサーなど溶融成分の迅速分析用各種センサーを製造する。年商は約30億円。