JR高山線の特急「ひだ」や紀勢線の特急「南紀」で30年近く親しまれてきたJR東海の気動車キハ85系。最後の列車となる「さよならキハ85系」号が8、9の両日、名古屋駅と高山駅の間で運行された。沿線には多くの鉄道愛好家らが集まり、キハ85系のフィナーレを見送った。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」キハ85系はJR東海が分割民営化後に初めて開発した特急型車両。1989年2月に特急「ひだ」で営業運転を開始した。窓を大きくし、車窓の眺めをよくした。また大出力のエンジンを1両に2台搭載。東海道線などでの高速走行と高山線などの勾配区間の走行に対応した。
後継車両のハイブリッド車両HC85系が昨年7月に高山線で営業運転を開始。高山線では3月に特急「ひだ」の定期列車をHC85系に統一。キハ85系は、4月14、15日に、春の高山祭にあわせ運行された特急「ひだ」の臨時列車で運行された。紀勢線の特急「南紀」は7月からすべてHC85系での運行になった。
「さよならキハ85系」号は団体列車として運転。名古屋から高山に向かう列車は2日間運行。グリーン車を含む先頭車4両を組み込んだ5両編成。9日の高山からの帰りの列車は、先頭と最後尾にグリーン車をつないだ10両編成だった。
沿線には、カメラを構えた愛好者らが多く詰めかけた。名古屋駅には定刻の午後4時34分に到着。ホームは別れを惜しむ愛好家らが集まった。京都府から来た乗客の男性(24)は「最後に乗りたくて必死でチケットを取った。最終運行も大きなトラブルなく、雨にも負けず走ってくれてありがとう」と別れを惜しんだ。キハ85系が長い警笛を鳴らし車庫へ向かうと、集まった人は写真を撮ったり手を振ったり。姿が見えなくなると、集まった人から拍手が起きた。
















