面談通して個々に寄り添う

あいそら羽島の種田さんは3人の子どものママ。「職場の理解があってこそ両立できている」と話す

 育児をしながら働く多くの方にとって、小学校入学時や学童保育の利用が終わる時などは「仕事を続けられるのかな」と不安になるときなのでは。3人の子どもを育てながら障がい者総合福祉施設「あいそら羽島」で働く種田さんも不安に思ったうちの一人ですが、その都度、どうしたら続けられるのかを職場と面談を重ねるなどして乗り越えてきました。

 あいそら羽島を運営する豊寿会では、育児短時間勤務制度を設けたり、夏休み中は事業所内に託児所を開いたり、夜勤が難しい職員は通所の担当にしたりと柔軟に対応。時間休は1時間から取れるため勤務日に子どもの授業参観に行くことも可能です。配偶者の出産を控える男性職員に対しても、立ち合い出産ができるように調整しています。種田さんは夫も同じ職場で働いているため、全て立ち合い出産をしてもらえたそうです。

 種田さんは「子育て中の職員は多く、協力できる雰囲気があって働きやすい」と話しています。