岐阜県と岐阜市は5日、多治見市など11市町で計40人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者が40人以上となるのは、岐阜などに発令されていた緊急事態宣言の期限だった昨年9月30日以来、97日ぶり。古田肇知事は緊急の記者会見を開き「第6波の入り口に立っている」との認識を示した。

 新規感染者が確認されるのは7日連続で、前日の11人の4倍近くに増えた。40人のうち31人は感染経路が判明している。感染者は県内5圏域全てで確認され、古田知事は「県内全域での感染拡大が大いに懸念される状態だ」と述べた。

 また、新たに2件のクラスター(感染者集団)を認定した。このうち関市の4家族10人が飲食店で会食し、その参加者ら8人が感染したクラスターは、検査の結果、デルタ株でないことが判明した。変異株「オミクロン株」による感染の疑いがあるという。

 多治見市の高齢者福祉施設では職員や利用者ら22人の感染を確認。デルタ株の感染とみられる。感染した職員と利用者は全員がワクチン2回接種済みだった。

 県内では5日までに4人のオミクロン株感染が確認されている。さらに18人がオミクロン株に感染した疑いがあり、ゲノム(全遺伝情報)解析を進めている。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は3・39人。4日時点の入院患者は21人で、病床使用率は2・4%。重症者はゼロのまま。