岐阜県と岐阜市は7日、県内15市町などで計52人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染者が50人を超えるのは昨年9月22日(54人)以来、107日ぶり。感染者の累計は1万9079人となった。

 新規感染者が10人を上回るのは4日連続。1週間前の先月31日の感染者は1人で、前日6日(26人)の2倍に増えた。県健康福祉部の堀裕行部長は「(デルタ株と比べてオミクロン株は)感染が広がる速度が速い」と分析。県は8日に専門家会議、11日には本部員会議を開き、今後の対策を検討する方針で、堀部長は県民に「マスクの着用や手指の衛生確保、体調が悪い時には行動を控えるなど、これまで続けてきた基本的な感染防止対策を改めて徹底してほしい」と呼び掛けた。

 クラスター(感染者集団)は新たに2件を認定した。昨年末に4家族13人で食事をしたグループのうち、岐阜市や関市に住む10歳未満や30代の6人の感染が判明した。美濃加茂市や可児市の20代の5人は年末年始に県外への外出や自宅での会食をしていた。2件の感染者計11人はいずれも外国籍。

 拡大したクラスターは3件。多治見市の高齢者福祉施設では利用者や職員ら5人の感染が分かり、計28人となった。関市の飲食店を利用していた家族を中心とするクラスターは、友人や同居家族ら8人の感染が判明し、計23人に拡大した。

 関市は7日、市内の感染者急増を受け、基本的な感染防止対策の徹底や飲食店利用時は2時間以内、1テーブル4人までとすることを求める緊急対策を発表した。期間は今月20日まで。

 県内の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は7・12人。6日時点の入院患者は67人で、病床使用率は7・5%。重症者はゼロのまま。