スマートフォンと連動して走行データを記録する車載器=関市役所
スマートフォンに表示された運転記録。ブレーキやスピードなど項目ごとの運転技術も確認できる

 岐阜県関市は、自動車の走行データから急ブレーキの多い危険箇所などを地図上にまとめた「交通安全マップ」の作成に今月から取り組んでいる。市内の事業所などの協力を得て、約200人の車に走行データを記録する車載器を取り付け、1カ月分のデータを集める。時間帯ごとの通行量も把握し、通学路などでの危険箇所の改善に生かす。

 市とあいおいニッセイ同和損保が2019年に結んだ地方創生に関する包括連携協定に基づく事業。市が関商工会議所やJAめぐみのなど市内の事業所や団体に協力を依頼し、同社から自動車保険で使う車載器の提供を受けた。

 車載器は社有車や個人の車に取り付け、運転するたびに運転者のスマートフォンと連動。急ブレーキ、急発進の回数といった運転技術もスマホから確認できる。

 データで記録した危険箇所や交通量の多い時間帯は実際の地図に反映させ、3月中にマップを完成させる。市担当者は「データを集めれば、迂回(うかい)路といった細い道の交通量の把握も期待できる。マップを道路環境の改善や事故防止に役立てたい」と話した。