秋季東海地区高校野球大会は出場した岐阜県勢は代表3校すべてが22日の準々決勝で敗退し、65年ぶりの5年連続県勢選抜出場は絶望的となった。来夏に向け、スタートした3校の中でも優勝候補と目されながら涙をのんだ県岐阜商は、今大会での課題も踏まえ、来春からの飛ばない低反発バット時代に備えた〝ニュー鍛治舎野球〟の構築に向け、始動した。

藤枝明誠×県岐阜商業=3回裏県岐阜商2死二塁、中越え適時三塁打を放つ2番寺前=長良川

俊足巧打の新1、2番で走りまくる新時代野球

 高校野球は来春から、金属バットの基準が変更となり、飛びすぎや打撃直撃のけが防止を目的に飛距離5~10メートル減とされる低反発バットとなる。県岐阜商でも東海大会後、低反発バットの使用を始めたが、鍛治舎巧監督も「芯でとらえれば、以前のバットと変わらないが、芯をはずすと明らかに飛ばない」と印象を語る。...