園内を散策する家族連れ=各務原市川島笠田町、河川環境楽園
スキーやスノーボードを楽しむ来場者=郡上市高鷲町、ひるがの高原スキー場
観光客がまばらな古い町並み。休業する店も目立つ=高山市上三之町

 岐阜県に新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」が適用されて初の週末を迎えた22日、県内の観光地は適用前と比べ、一定程度のにぎわいを維持した所がある一方、再び客足が急減した所もあった。屋外のレジャー施設では重点措置に伴う人流の抑制が「限定的」とみる向きがあるが、観光地では「仕事にならない」との声も。各地で影響を聞いた。

 各務原市川島笠田町の河川環境楽園は、多くの家族連れが訪れた。例年は1日に1万5千人前後が訪れるというが、運営会社の担当者は「きょうは若干、少ない程度。重点措置の影響は限定的では」とみる。家族5人で遊びに訪れた羽島市の男性(66)は「家に閉じこもっていては子どもがかわいそうだから、ここを選んだ。屋外なら感染リスクも低いだろう」と遊具で遊ぶ孫を見守った。併設の世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふを家族4人で訪れた本巣郡北方町の男性会社員(44)は重点措置を意識しなかったといい、「効果あるんですかねえ」と漏らした。

 郡上市高鷲町のひるがの高原スキー場では、マスク姿で滑走を楽しむ家族連れが多く見られた。個人客のほか名古屋や関西からの団体客の利用もあり、この日は昨季並みの約1300人が来場した。担当者は「学校の団体利用は中止や延期が相次いだが、個人客への影響はあまりないようだ」と安心した様子。「来場者の感染対策への意識は高い。施設側も安心して快適に楽しめるよう対策の徹底を続けていく」と話した。

 一方、人気の観光地である高山市の古い町並みは、数組の家族連れが行き交うのみだった。観光ガイドの男性(80)は通りを見渡し「観光客がいないから、休んでいる店も目立つ。土曜日とは思えないほど静かだ」と肩を落とした。土産物店の在庫を確認していた卸売業の40代男性は「(観光客が減るのは)またか、という感じ。物が動いていないから、仕事にならない」とため息をついた。