県内26市町から集めた聖火を古田肇知事(左)から引き継ぐ岩本啓吾さんら=岐阜市長良福光、岐阜メモリアルセンター

 24日開会の東京パラリンピックに向け、岐阜県内26市町で採火された火を集める県主催の集火式が16日、岐阜市長良福光の岐阜メモリアルセンターで無観客で行われた。岐阜県の火として東京に送り出す。

 式典には、各地の採火式に参加した人らが、それぞれの種火がともるランタンを持って出席。集火台を取り囲むように立ち、集火台で一つにまとめた。

 その後、古田肇知事が、パラリンピックのソチ大会、ピョンチャン大会に2大会連続で出場したスキークロスカントリーの岩本啓吾さん(25)=飛騨市出身、北海道在住=が持つトーチに火をともした。東京で行われる聖火セレモニーに参加する競泳のパラアスリート服部綾香さん(18)=大垣市=もステージ上で見守った。

 古田知事は「県民の思いが寄せられた火が、競技場でパラ選手を照らすことを期待している」と述べた。

 県内では、長良川鵜飼のある岐阜市では鵜舟のかがり火から、陶磁器生産が盛んな瑞浪市では登り窯からそれぞれ採火するなど、26市町が伝統や産業、文化になぞらえて火をおこしてきた。全国の火とともに東京へ運ばれ、パラリンピック発祥の地、英国ストーク・マンデビルの火とまとまり、聖火となる。