日本野鳥の会岐阜飛騨ブロック代表で同会岐阜副代表の直井清正さん(74)=岐阜県高山市=が、飛騨地方で87年ぶりとなるアカオネッタイチョウの若鳥を保護し、三重県桑名市の海岸で無事放鳥した。直井さんは「雑誌で87年前の保護の記事を紹介したばかりで、驚いている。世話をし、無事元気に飛び立つ姿が見られた」と感慨を語った。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」アカオネッタイチョウはネッタイチョウ科の海鳥で、熱帯や亜熱帯の海洋に生息。環境省のレッドリストの絶滅危惧IB類に指定されている。県内では3年ぶり4例目の保護で「台風9号に巻き込まれたのではないか」と直井さん。今月10日に近所の幼なじみが高山市松原町の車道にうずくまっていたところを保護し、直井さん宅に持ち込んだ。
成長すると中央の長い尾羽が約40センチになるのが特徴。全長は約90センチになるが、若鳥のためまだ伸びていないとみられ、体長は約35センチ。87年前に保護した日本野鳥の会の老田敬吉さんの時は伸びた尾の白さから研究者から「シラオネッタイチョウ」と判定されたが、尾羽を調べると、シラオ12枚、アカオは14~16枚で、直井さんは「アカオネッタイチョウ」と判断した。
かなり弱っていたが、暖かい海からきたためペットボトルにお湯を入れ、両脇を保温、ワカサギを餌に与えるなど世話をし、元気が出てきたため、伊勢湾で放鳥。南の方角を目指して飛び去っていったという。
直井さんは「南海の孤島で、ひなを育ててくれたら幸せ」と願った。










