世界で初めて常設展示されているペリソダス・ミクロレピス=各務原市川島笠田町、世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ

 岐阜県各務原市川島笠田町の世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふは、アフリカ原産で、同館での繁殖に成功したペリソダス・ミクロレピスの展示を始めた。富山大や名古屋大との共同研究のために2014年から繁殖を続けており、常設展示は世界初という。

 ペリソダス・ミクロレピスは他の魚のうろこを食べる鱗食魚(りんしょくぎょ)。体長11センチ前後で、アフリカのタンガニーカ湖のみに生息している。獲物を襲う際に右から狙う「右利き」と左から狙う「左利き」がおり、「利き」のある動物として注目されていた。

 同館では、利きのメカニズムについて研究していた富山大などからの依頼で14年から繁殖に挑んできた。凶暴な性格から繁殖は難しいといわれていたが、通常より広い水槽を使って飼育するなど工夫を凝らし、継続的な繁殖に成功。利きのある魚がいることを知ってもらおうと常設展示を決めた。

 富山大などとの共同研究では、利きが幼少期に決まることが分かってきたといい、14日には英国の科学雑誌でも紹介された。

 ペリソダス・ミクロレピスは、実際に生息している湖をイメージした水槽で見ることができる。担当者は「脊椎動物の脳の基本構造は同じ。この研究は人の利きのメカニズムの解明にもつながるかもしれない」と話した。