缶サット甲子園岐阜地方大会で3連覇を果たし、全国優勝を目指す宇宙工学研究会の学生=本巣市上真桑、岐阜工業高等専門学校
宇宙工学研究会が開発した缶サット=同

 高校生が空き缶サイズの模擬人工衛星「缶サット」を打ち上げ、技術力などを競う「缶サット甲子園」岐阜地方大会で、岐阜工業高等専門学校(本巣市上真桑)の宇宙工学研究会が3連覇を果たし、全国大会(3月25日・千葉県)に出場する。全国大会では一昨年、昨年と2年連続で3位になっており、部員たちは「今年こそ優勝を」と意気込んでいる。

 大会は、各校が独自のミッションを設定した缶サットを手作りのロケットに搭載して打ち上げ、放出、降下、着地に至るまでの技術力や創造力を競う。打ち上げ実験の結果に加え、実験前後のプレゼンテーションも審査される。

 宇宙工学研究会は、小型カメラを備えた缶サットを開発。「月面から星空を撮る」ことを想定し、メインコンピューターには着地後に空を撮影するプログラムを組んだ。昨年12月の岐阜地方大会では、着地後に機体がパラシュートに絡まってしまい、ミッションに失敗。そこで機体に障害物を検知するセンサーを追加するなど、改良を加えて全国大会に臨むつもりだ。

 チームリーダーの生徒(18)=電気情報工学科3年=は「岐阜地方大会は準備が足りず、(優勝したものの)悔しい結果だった。2年生のメンバーと協力しながら万全の状態に仕上げ、ミッションを成功させたい」と意気込みを語った。

 全国大会には、県内からほかに岐阜高校、岐南工業高校も出場する。