投打それぞれの3年生トリオの躍動で名門創部100年の夏に開設100年の聖地へ―。
総合力で群を抜く優勝候補筆頭の県岐阜商。中でもエース森厳徳を中心にした池田諒真、近藤朝日の投の右腕トリオ、1番の主将垣津吏統、2番寺前雄貴、3番加納朋季の強打の上位トリオがチームをけん引する。
■さらなる進化を遂げたエース森、池田、近藤の右腕トリオが大きな武器
絶対的エース森の、夏に向けた最大の進化がストレートの球質の格段アップだ。
これまで上に抜ける球を痛打されるケースが多かったため、フォームを修正。縦回転を意識し、トップスピンがかかり、直球が低めに伸びるようになった。
森も「力むことがなくなり、内外角ともコースいっぱいに投げ込めるようになった」と自らの成長を実感する。
結果、春季県大会以降の練習試合を含め敗戦投手となったのはリリーフした東海準々決勝の菰野(三重)と、0―3の京都国際戦のみ。
中でも目を見張るのが奪三振数が爆発的に増えたことだ。...