練習に励む村瀬心椛選手

 【北京=岐阜新聞記者】高く舞い上がり雪面ぎりぎりまで複雑に回転し、きれいに着地。北京五輪スノーボード女子ビッグエア予選を2位で通過した村瀬心椛=ムラサキスポーツ、岐阜第一高=の表情は明るかった。10位に終わったスロープスタイルの悔しさを晴らすかのように、1~3回目全てでしっかりと着地しポイントを伸ばした。「1本目の着地が決まったら気持ちが楽になった。本番は決勝なのでやりたいことを全部出し切って表彰台に上がりたい」と言葉に力を込めた。

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 スロープスタイルの後、すぐに気持ちを切り替えた。「たくさん練習してきたことを出そう、いつも通りやれば大丈夫だという気持ちで臨んだ」。1回目から、横3回転の「バックサイド1080」を成功させると勢いに乗り、3回目では「フロントサイド1080」を着地まで完璧に決めた。いずれも高さがあり、板をつかむ技「グラブ」も入れて、1回目が85・00点、3回目は86・00点の高得点を記録。1、3回目の合計171・00点の全体2位で決勝に駒を進めた。

 「3本とも全部立つ(着地する)ことを頭に入れ、やるべきことを出し切って予選を突破することを目標にしていた。達成できてうれしい」と自然に笑顔があふれた。

 この日は、決勝を意識し、3回目にはフロントサイド1080を選んだ。「3本目に決められて良いイメージで決勝に進める」と納得顔。軸をずらした縦2回転、横3回転半する大技「バックサイドダブルコーク1260」は繰り出さなかったが、決勝の舞台で成功させる準備はできている。「自分の持っている技は10(1080)までじゃない。12(1260)をしっかりと決めたい」と冬季五輪の日本人女子最年少記録となる17歳でのメダル獲得へ、視界は良好だ。