やりがい聞いてみました
実習で入職決意
松野さん(特別養護老人ホームラック・神戸町)
-介護職員になったきっかけは。
中学、高校とサッカーをしていたのですが、けがでクリニックを受診する機会が多く、将来は医療福祉関係の道に進みたいと思うようになりました。調べる中で相談業務に興味を持ったので、社会福祉士の受験資格が取れる大学に進学しました。
3年生の時に1カ月ほど、ラックで実習をしました。社会福祉士資格のための実習でしたので利用者とのコミュニケーションがメインで介助等をすることはありませんでしたが、介護職の先輩方が利用者一人一人としっかり向き合って介助する姿を見て憧れ、「現場のことを知っておいた方がいつか相談業務をする際に役立つのでは」と、まずは介護職として働くことに決めました。実習最終日には「ここで働きたい」と話したほどです。ちなみに一緒に実習をした大学の同期も先輩たちの姿に憧れたようで一緒に介護職として入職しました。なかなかないケースだと思いますが、それほどまでに先輩たちが輝いていました。
-介護職のやりがいや大変なことは。
入職して3年半が経ちました。一番に思うことは「楽しい」ですね。利用者の笑顔だったり、感謝の言葉だったり、できなかったことができるようになる姿が見られたり。自分で食事ができなかった方の器の形を変えてみたらできるようになったなんてこともあります。自分がしたサポートによって状態が改善されたときは特にうれしいです。
もちろん、命に関わることですので悲しい、つらいということもあります。それでも一日でも長く楽しくラックで過ごしていただけるようにサポートすることにやりがいを感じています。
-今後の目標は。
ラックは教育に力を入れており、特に新人研修に関してはどこにも負けていないと思います。最初の1カ月は研修で、家で家族相手にする介護とプロの介護がどのように違うのかという点から学びます。私は全くの新人でしたのでもちろん参加しましたが、他の施設で介護職経験がある方もマストです。ひたすら見学してラックのやり方を学び、人によってケアのやり方が全然違った、新人指導の際などに「この先輩はこう言っているけれどあの先輩には違うことを言われた」というようなことがないようにしていきます。独り立ちしてからも先輩が気に掛け、一緒に考え、完璧にできるようにサポートしてくださいます。外部講師による勉強会もあります。
育成に力を入れている施設に入れたことを幸せに感じていますし、だからこそ新人育成を任される職員になることが目標です。2年目からは研修委員会に入り先輩たちと連携してよりよい学びについて考えています。同じ担当場所に後輩が2人いますので、まずはその2人をしっかりと見守りたいです。
-施設の自慢できる点は。
研修内容の濃さもそうですし、職員同士が仲良しで利用者との関係も良いこと、最新の介護機器をどんどん取り入れていること、住宅補助が手厚いことなど言い出したらきりがありません。休みが多い上に有休も取るように言われていますので、今月は13日も休みがあります。夜勤明けも合わせると月の半分が休みという感じです。職員数がそもそも多いので体調不良の場合なども柔軟に対応してもらえます。とにかく働きやすくて毎日が充実しています。