ナインに指示を出す西濃運輸の佐伯監督(左から3人目)=西濃運輸グラウンド

 社会人野球のシーズン幕開けを告げる東京スポニチ大会が6日から神宮球場などで行われる。西濃運輸は同大会で佐伯尚治新監督の下、新たなスタートを切る。新監督は「自分たちが目指す野球をやって、自信をつけたい」と意気込んだ。

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 佐伯監督は2014年にエースとして都市対抗初優勝に貢献し、最優秀選手賞の橋戸賞を獲得した。3年ぶりに出場した都市対抗本大会後の昨年12月に林教雄前監督の後を託された。過去2年は東京五輪・パラリンピック開催のため、都市対抗本大会が11月に開幕したが、今年は例年通り夏に開催される。予選は5月20日に始まり、佐伯監督は「失敗してもいいので、チャレンジして5月20日に形になるように」と話す。

 始動から2カ月。チームは確かな変化を感じさせ、試行錯誤する。「つなぐ4番でもいいかなと思う。いろいろ作戦面を考えても面白い」と、前体制では2番に入っていた原田大輔を4番に抜てき。1番には主軸に期待されていた岩城駿也を置く。守備でも、岩城の外野、大山仁也の遊撃、渡辺豪(中京高出)の二塁など複数の選手を昨年は見られなかったポジションで起用している。

 佐伯監督は昨年まで投手コーチを務めてきたが、今年は同職を置かず引き続き指導する。エースで4年目を迎える船迫大雅について「貢献してもらわないと困る」ときっぱり。投手陣最年長の30歳、山下大輝も健在。大卒2年目の野田晃誠(大垣日大高出)や高卒2年目の吉田聖弥ら若手の台頭に期待がかかり、チーム内競争を促す。

 新人は大卒の8人で、4人が投手。右腕の石田雄大(静岡大)は国立大の理系出身で、力強い直球が持ち味。他の3人は左腕で、池田尚樹(大商大)は165センチと小柄ながら気持ちの強さが売り。内野手の森伊吹(九産大)は大学時代に4番を打ち、186センチ、80キロの体を使った柔らかいスイングが光る。

 スポニチ大会は全国の16チームが出場。4組に分かれてリーグ戦を行い、西濃運輸は都市対抗野球2年連続4強のセガサミー、日立製作所と対戦する(カナフレックスは出場辞退)。各1位が最終日(9日)の決勝トーナメントに進み、優勝チームに日本選手権の出場権が与えられる。新主将の野崎大地は「優勝を取る気持ちで、都市対抗予選に向けて良い結果を残して弾みにしたい」と意欲を語った。

【西濃運輸新人選手】
位置  名  前 出身校(高校)        投 打
投手  石田雄大 静岡大(刈谷高)       右 右
    池田尚樹 大商大(米子北高)      左 左
    森岡大輔 神戸学院大(京都・大谷高)  左 左
    摺石達哉 奈良学園大(福井工大福井高) 左 左
捕手  城野達哉 中部大(武生商高)      右 左
内野手 森伊吹  九産大(大村工高)      右 右
    安原健人 青森大(天理高)       右 右
外野手 斎藤健成 東海大(桐光学園高)     右 左