【マニラ共同】米軍とフィリピン軍は26日、大規模合同演習「バリカタン」の一環として、台湾に近いフィリピン最北バタネス州のバタン島バスコに米軍の最新鋭の対艦ミサイル発射装置「NMESIS(ネメシス)」を空輸し、展開する訓練を行った。両軍が明らかにした。米軍は同装置配備について、共同の抑止力を高め「歴史的な節目」になったと強調した。
空輸は米軍のC130輸送機を使用。車両に搭載するネメシスを動かして前線陣地をつくり、バタネス州全域で訓練を実施したとしている。
一方、フィリピン軍は27日、ルソン島のサンバレス州沖で26日に行った海上合同訓練の際、中国軍の艦艇3隻が現れたと発表した。