長野県警は30日、北アルプス爺ケ岳(2670メートル)で遭難が相次ぎ、川崎市幸区の会社員杉史彦さん(55)と、長野県松本市の会社員友広倫久さん(40)が遺体で見つかったと発表した。別々に入山しており、県警はいずれも滑落したとみて調べる。
杉さんは27日以降連絡が取れず、標高1670メートル付近で、友広さんは28日から行方不明となり1720メートル付近で倒れているのを県警ヘリコプターに発見された。いずれも登山道から外れた急斜面だった。
大天井岳(2922メートル)でも30日、東京都大田区の男性(48)が救助された。28日に滑落し、腕の骨を折る重傷を負ったという。