【ワシントン共同】米国務省のブルース報道官は29日の記者会見で、ルビオ長官がウクライナとロシアの停戦交渉を巡り「今こそ双方が具体的な提案を示すべきだ。進展が見られなければ仲介から退くことになる」と述べたと明らかにした。米国が仲介する交渉に進展が見られない中、双方に圧力をかける狙い。

 ブルース氏は、ロシアが5月9日の対ドイツ戦勝80年の記念日に合わせた72時間の停戦を一方的に宣言したことを踏まえ「完全で恒久的かつ持続可能な停戦」の必要性を改めて強調した。

 ルビオ氏は27日、ロシアのラブロフ外相との電話会談で、戦争を「今すぐ終結する必要がある」と伝達した。