【ニューヨーク共同】核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第3回準備委員会が開かれている米ニューヨークの国連本部で29日、若者の平和活動がテーマのイベントがあり、核問題を学ぶ広島、長崎の学生が参加した。広島市立舟入高3年の伊藤未唯さん(17)は曽祖母の被爆体験を語り、核兵器廃絶へ「私たちが行動しなければ」と各国の参加者に呼びかけた。
世界約8400の自治体でつくるNGO「平和首長会議」が主催。所属団体ごとにプレゼンテーションを行い、長崎大3年川越佳梨さん(20)は核兵器が今なお存在する理由を学ぶ中で「相手の立場で問題を捉える重要性」に気付いたと説明した。