トヨタ自動車は30日、米グーグル親会社アルファベット傘下のウェイモと、自動運転の開発や普及の分野で協業すると発表した。トヨタの車両をウェイモの自動運転配車サービスに導入し、トヨタの市販車両の自動運転技術向上も模索するとしている。協業の範囲や詳細については今後、協議を進める。
両社は30日までに戦略的協業に関する基本合意を結んだ。トヨタ子会社でソフトウエアなどの新技術を開発するウーブン・バイ・トヨタ(東京)も協業の検討に加わる。
ウェイモは2018年に運転手のいらない自動運転タクシー「ウェイモワン」を米アリゾナ州で始めるなど、自動運転分野で世界をけん引する企業の一つ。