【エルサレム共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)と世界食糧計画(WFP)は4月30日、人道支援物資の搬入が止まっているパレスチナ自治区ガザで食料事情が危機的だと訴えた。WFPは「配給可能な食料がもうない」とし「状況は日増しに絶望的になっている」と強調した。
人質の救出を狙うイスラエルは、イスラム組織ハマスに圧力をかけるため3月2日にガザへの支援物資搬入を停止。3月18日に攻撃を再開した。
UNRWAは、手に入るものは何でも食べていると報告する家族もいると指摘。「UNRWAは緊急に必要な支援を届ける準備ができている」とし、イスラエルに物資の搬入再開を求めた。