株式会社REMARE
国産リサイクルプラスチックの社会実装を目指し、5組の建築家・デザイナーが実験的プロトタイプを通じて可能性を探る。




株式会社REMARE(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:間瀬雅介、以下REMARE)が主催、一般社団法人Sewn(共同代表理事:永井誠人、伊達善行)が企画・運営するプロジェクト「REMARE Plastic SUMMIT」の最終展示「REMARE Plastic SUMMIT Exhibition」が、2025年6月14日(土)から6月22日(日)まで、SKWAT KAMEARI ART CENTRE(SKAC)にて開催されます。

本展示では、REMAREが開発した国産リサイクルプラスチックを素材に、5組の建築家・デザイナーが、建築・プロダクト分野への新たな素材活用を探るプロトタイプを制作・発表。
素材の特性を引き出す多様なアプローチを通じ、リサイクルプラスチックが持つ新たな可能性を社会に向けて提案します。

会期2日目となる6月15日(日)には、オープニングイベント「REMARE Plastic SUMMIT - Opening Reception -」を開催。
登壇者には、〈大阪・関西万博〉でのパビリオン設計などで知られる建築家・永山祐子氏、社会と環境をテーマに幅広い領域で表現活動を展開するアーティスト・藤元明氏、社会・ビジネス・アートを越境するプロジェクトを手がけるクリエイティブ・アソシエーションCEKAI 共同代表・加藤晃央氏、さらに、場づくりと建築・アート・デザインを横断するSKWAT/DAIKEI MILLS代表の中村圭佑氏を迎え、リサイクルプラスチックが建築・アート・社会に与える影響について、多角的に議論を交わします。
素材は選ばれる。選ばれることで、未来をかたちづくる。
いま、世界はプラスチックで満ちています。
廃棄され、漂い、積み重なった膨大なごみが循環できずに止まった時間を物語っています。
それでもなおリサイクルプラスチックは、建築やプロダクトの現場で「選ばれる素材」にはなっていません。REMARE Plastic SUMMITは、国産リサイクルプラスチックをただの代替品ではなく、未来の基準へと押し上げることを目指すプロジェクトです。
5組のクリエイターが素材と向き合い、実験を重ね、熱、重さ、手触り、偶然のかたちをすくい上げました。
ここに並ぶのは問いかけであり、宣言です。プラスチックを未来の素材に変えることができるか。
私たちが選び直すことができるか。いま、設計と制作の現場から、新しい「当たり前」が始まろうとしています。



REMARE Plastic SUMMIT Exhibition 概要
会期:2025年6月14日(土)~6月22日(日)
時間:11:00~19:00
会場:SKWAT KAMEARI ART CENTRE(SKAC)
住所:〒125-0002 東京都葛飾区西亀有3-26-4(最寄:常磐線亀有駅)
入場無料
REMARE Plastic SUMMIT Exhibition- Opening Reception -

REMARE Plastic SUMMITの開幕を記念し、登壇者・作家・来場者が交わる一日限りのオープニングイベントを開催します。展示作品の紹介をはじめ、リサイクルプラスチックの未来を語るトークセッション、来場者同士の交流を通して、素材と循環型社会、表現と社会実装を結び直す場をつくります。
開催日:2025年6月15日(日)
時間:14:30~21:00(受付開始 14:00)
会場:SKWAT KAMEARI ART CENTRE(SKAC)
入場無料:※Peatixにて事前申込が必要です

参加申込はこちら(入場無料)
https://plasticsummit-reception.peatix.com/  

タイムライン(予定)
- 14:00- 受付
- 14:30- Exhibition Tour w/ Artist
- 15:30- Opening
- 16:00- Talk Session .1:永山祐子 × 藤元明 × 作家代表
- 17:00- Talk Session .2:加藤晃央 × 中村圭佑 × 間瀬雅介 × 作家代表
- 18:00- Social Party


登壇者プロフィール



永山祐子(永山祐子建築設計 主宰 / 建築家)
1975年東京生まれ。青木淳建築計画事務所を経て2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事に「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「東急歌舞伎町タワー」、大阪・関西万博「ウーマンズパビリオン」と「パナソニックグループパビリオン『ノモの国』」など。JIA新人賞(2014)、山梨県建築文化賞、東京建築賞優秀賞(2018)、照明デザイン賞最優秀賞(2021)、WAF Highly Commended(2022)、IFデザイン賞(2023)など。現在「Torch Tower」などの計画が進行中。






藤元明(アーティスト)
社会現象や環境問題をモチーフとして、様々なメディアで作品展示やアートプロジェクトを展開。主な活動に「NEW RECYCLE(R)」「2021」、原爆や戦争など社会的喪失の記憶をテーマにした国際プロジェクト「FUTURE MEMORY」など。2015年より都市の余白を活用する「ソノ アイダ」を主宰。







加藤 晃央(CEKAI / 世界株式会社 共同代表)
武蔵野美術大学在学中に起業しクリエイティブマネジメントカンパニーである株式会社モーフィングを設立。`08年、クリエイティブチームであるTYMOTE立ち上げに参画。 '13年、独立した個が集結できるアソシエーションCEKAIおよび世界株式会社を共同設立。日米を拠点としてグローバルに活動する組織において、自律分散的な仕組みづくりや場づくりに従事。






中村 圭佑(SKWAT / DAIKEI MILLS代表 / 設計者)
1983年生まれ。設計事務所「DAIKEI MILLS」、「SKWAT」代表。2009年に多目的フリースペース「VACANT」を、2011年に設計事務所「DAIKEI MILLS」を設立。2020年より都市に存在するVOID(遊休施設や社会的隙間)を時限的に占有し、一般へ解放する運動「SKWAT」を始動。JRの綾瀬駅~亀有駅間を再開発した、高架下の芸術文化センター「SKAC」を展開。2021年より多摩美術大学 建築・環境デザイン学科の非常勤講師も勤める。






間瀬 雅介(株式会社REMARE代表取締役)
元航海士&機関士。航行歴:日本沿岸~南極海 人生の理念は「地球の7割 (=海) を遊び場に変える」。 航海士時代、フィリピン海に浮かぶ大量の海洋ゴミを見て、 「人工物を地球上にどのように存在させ、循環させればよいのか?」という問いを抱く。 一度海に出たプラスチックを、すべて回収するのは難しい。 それでも、生活の中で必要不可欠なプラスチックを 産業構造の変革で新たな素材として循環させるべく 株式会社REMARE創業。





SKWAT KAMEARI ART CENTRE(SKAC)
2024年にJR常磐線高架下にある利用価値の希薄になった倉庫を利用し、「SKWAT KAMEARI ART CENTRE」はオープンした。

この場はSKWATの活動の一環として、既存の建材や設備を肯定しながら再利用・再提案し、「Bottom-Up」の実践的なアプローチによって空間を軽やかに変容させている。

大区画では、アートブックのディストリビューターである「twelvebooks」、レコードを取り扱う「VDS」、この2社の倉庫機能が主体でありながらも、それらを一般に解放することでワークスペースとショップエリアを共存させている。隣接した小区画「PARK」では、柔軟性をもったフリースペースでありながら、カフェ「TAWKS」の溜まり場としても機能している。SKACは近い将来、同高架下スペースにて更なる場の拡張を予定している。
Instagram:https://www.instagram.com/skwat.site/



施設概要
・施設名  :SKWAT KAMEARI ART CENTRE(SKAC)
・住 所  :〒125-0002 東京都葛飾区西亀有3-26-4
・営業時間 :11:00~19:00
・定休日  :月曜・火曜
 ※SKAC内は各施設により営業時間/定休日が一部異なります
・駐車場 / 駐輪場  :有
5組のクリエイターが描く、リサイクルプラスチックの未来
本プロジェクトには、多様な領域で活躍する5組のクリエイターが参加。建築、インテリア、プロダクトデザインなど、異なる視点を持つ彼らが、それぞれのアプローチで素材の可能性を追求します。






小川真平
デザインファブリケーター
1997年生まれ。早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻修了。木工のデジタルファブリケーターとして、花器から家具、建築まで領域とスケールを横断した設計・制作に携わる。インタラクティブな他者としてのモノをつくることを通して、余白のある空間や場づくりを行っている。2022年より建築系スタートアップVUILDに参画。デジタルファブリケーションを主軸としたモノ/空間の設計・制作を行う。2025年より芝浦工業大学非常勤講師。主な作品として、『Inversion STOOL』(木材を使った家具のデザインコンペ 入賞, VUILD fabricationチームと共同,2022)、『Omni chair』(SusHi Tech Tokyo : Re-think廃材展、永井誠人と共同、2024)







高田 陸央
プロダクト・インテリアデザイナー
1998年三重県生まれ。金沢美術工芸大学デザイン科卒業。東京でデザイナーとして働きながら、大学生時代に半年間住んだ福井県と出身地三重県の3拠点で活動。産地に身を置きながら職人の技術にインスピレーションを得たオブジェクトを制作。歴史や伝統にリスペクトを持ちつつ、それらに捉われない表現に落とし込むことで、新しい解釈を産地の中に生み出すことを目指している。福井県越前市を拠点とするクリエイティブチーム「閃」のメンバー。







PULSE|豊嶌 力也 - 多木翔夢
PULSE(パルス)は直線的な流れに対し、新たな脈動を起こすデザインユニットです。静かでありながらも力強い脈動が大きな波動と化し、既存の枠組みを超えた新たなデザインの可能性を探ります。

豊嶌 力也|インテリアデザイナー
1997年福岡県生まれ。神戸芸術工科大学卒業後、設計事務所を経てフリーランスとして活動。空間デザインを軸に家具・プロダクトなどデザインを手掛ける。ジャンルの横断・組み合わせを行うことで多角的なアプローチを行う。

多木翔夢|プロダクトデザイナー
1998年岡山県生まれ。神戸芸術工科大学を卒業後、デザイン事務所での勤務を経て、SYOU DESIGN STUDIO を設立。主に日用品、家具、家電などのプロダクトデザインやグラフィック・パッケージデザイン・UI/UXなどを手掛けており、伝統工芸や地場産業のブランド開発、ディレクションなどのプロジェクトに携わる。

KOJU DESIGN AWARD 2020
YANO TATAMI AWARD 2021
DESIGN ART TOKYO 2023
Osaka Art&Design 2024
DESIGN ART TOKYO 2024
LIFE&DESIGN 17th 「FOCAL POINT」
KYOTO CRAFTS and DESIGN COMPETITION 2024-2025
Tokyo Creative Salon AWARD 2025












福垣慶吾 - 俵颯太
福垣慶吾|建築・空間・プロダクトデザイナー、クリエイティブディレクター
日本在住、日系アメリカ人。2006年、カリフォルニア州立サンルイスオビスポ工科大学建築学科卒業。米国とオーストリアで建築デザイナーとして働いた後、26歳で日本に移住。2013年に空間設計アトリエMakeshiftを設立し、建築、インテリア、プロダクトデザインからアプリ開発まで、様々なプロジェクトに携わる。2015年にアートホテルブランド (BnA ホテル)を立ち上げ、現在日本国内に4件のホテルの企画、デザイン、施工、運営まで行っている。2024年廃材を通じて未来を創造するアート活動を開始。

「インスパイアされるためにインスパイアする」 デザインを通じてインスピレーション連鎖を起こす事を使命と感じて活動をしている。

受賞歴
2016 Creative Business Cup - Japan Winner - BnA Hotels
2017 Interior Design Magazine - 40@Forty
2019 Creative Business Cup - World Runner up - BnA Hotels
2020 日本空間デザイン賞 Longlist サービス・ホスピタリティー空間
2021 Frame Magazine - Hotel of the Year Shortlist - BnA_WALL
2023 Good Design Award - BnA Hotels

俵颯太|建築デザイナー
2024年に多摩美術大学環境デザイン学科を卒業後、福垣慶吾デザインチームに参加しながら、建築設計事務所に勤務。
変化を許容する「カタチ」を探求し、自らの手を動かし、建築、家具、プロダクトの設計から制作まで取り組んでいる。







益山詠夢
デザイナーメイカー、建築家、宮城大学准教授

2006年、英国AAスクール卒業。ロンドンの建築事務所に勤務後、2009年にデザインとデジタルファブリケーションを専門とする施工会社「MESA Studio」を共同設立。家具からパビリオン、ランドスケープまで、多様なスケールのファブリケーションプロジェクトに携わる。2011年より、デジタルファブリケーションの知識を基盤に、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズおよびオックスフォード・ブルックス大学にてデザインスタジオを担当。2015年に帰国後、慶應義塾大学SFC研究所研究員として活動を開始し、現在は宮城大学にて教員を務め、大型3Dプリンタを活用し、家具・建築領域におけるデザイン応用研究を推進している。

主なプロジェクトに、オフィス家具メーカー・オカムラと共同開発したバイオ由来プラスチック素材による3Dプリンター椅子「Up-Ring」の製品化、ならびにセレンディクス社による住宅プロジェクト「Serendix50」の設計がある。

デザイン アシスタント:
M Lab (宮城大学 益山研究室)
高橋里緒
酒井治大
中野木綿織
Factory tour|3月15日 三重・REMARE本社工場にて開催

プロジェクトの立ち上げに先立ち、参加作家・関係者を対象にREMARE本社工場(鳥羽市)での見学・意見交換を実施。実際の製造工程に触れることで、素材に対する理解を深める機会となりました。試作・実験の起点として、作家たちはこの見学を経て、それぞれの表現へと歩みを進めています。















株式会社REMAREについて




株式会社REMAREは、「燃やさず、埋め立てず、プラスチックを社会に貯蔵する」をミッションに掲げ、海洋プラスチックや複合プラスチックのマテリアルリサイクル技術を開発し、プラスチックの再生事業に取り組む企業です。

これまで焼却処理が主流だった産業由来の廃棄プラスチックを再利用し、独自の技術に基づいて、建築やインテリアデザインに適した高品質な内装材・建材を生産しています。
同時に、廃棄プラスチックを抱える企業と、サスティナブル建材を使用したい企業(主に空間デザイン会社)をつなぐことで、Scope3のカテゴリ5または12における、CO2の削減を実現するモデルを構築しようとしています。
また、物流ネットワーク間のCO2削減のため、回収・洗浄・粉砕・成形・加工・商品製造までを自社内で一貫して行っています。

公式サイト:https://remare.jp
Instagram:https://www.instagram.com/remare_jp/
一般社団法人Sewnについて
一般社団法人Sewn(ソウン)は、建築・デザイン・アートを軸に、社会を編集するチームです。
つくる人と暮らす人を縫い合わせるように、多様な領域を横断しながら、場やプロジェクトの企画・運営を行っています。

本プロジェクトでは、クリエイターのコーディネート、プロジェクト全体の企画・管理、展示構成を通貫して行い、リサイクルプラスチックの新たな可能性を提案します。
Instagram:https://www.instagram.com/sewn____/

メディアの皆さまへ|取材・掲載のお問い合わせ
本展示は、建築・デザイン・マテリアル分野における「持続可能な選択肢」を可視化するプロジェクトです。ご取材・掲載のご相談は、以下までご連絡ください。

プロジェクトに関するお問い合わせ
REMARE Plastic SUMMIT 運営事務局(担当:永井)
メールアドレス:info@sewn.rocks

株式会社REMARE - 会社概要
会社名:株式会社REMARE
所在地:愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-2-32 STATION Ai内
設立:2021年8月26日
代表者:間瀬 雅介
事業内容:廃棄プラスチックにおけるマテリアルリサイクル素材の開発・製造、企業向け廃棄プラスチック削減ソリューションの提供
電話:080-4606-1181
メールアドレス:info@remarematerial.com
Instagram:https://www.instagram.com/remare_jp/
公式サイト:https://remare.jp
お問い合わせフォーム:https://remare.jp/contact
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