同居していた父親の遺体を自宅に放置したとして、警視庁昭島署は2日までに、死体遺棄の疑いで東京都昭島市、無職今井直子容疑者(52)を逮捕した。署によると「警察や病院に連絡するとお金がかかるので、倒れたままにしていた」と供述している。

 逮捕容疑は2月下旬、自宅のダイニングキッチンで、当時84歳だった父親の政美さんが死亡しているのを確認したのに、5月1日まで放置した疑い。

 2人暮らしとみられ、政美さんに目立った外傷はなかった。同じ団地の住人が「政美さんを見かけない。臭いもする」と人を介して昭島市役所に連絡し、現場を訪問した職員が119番した。