【ソウル共同】韓国大統領選への出馬を表明した韓悳洙前首相は経済官僚として経験を積み、保守、革新の両政権で首相などの要職を任されてきた「実務型」だ。保革の対立が深まる中、豊富な経験に期待する声は多い。尹錫悦前大統領の戒厳令には反対だったと一線を引くが、野党は「内乱の責任は免れない」と追及を続ける。
西部全州生まれ。ソウル大を卒業後、経済官僚に。革新の盧武鉉政権、保守の尹政権で首相に登用された。米ハーバード大で経済学博士号を取得、駐米大使を務めた経歴も持ち、今年4月に電話会談したトランプ米大統領には英語力を褒められたという。