街頭演説する公明党の斉藤代表(中央)=2日午前、東京・JR池袋駅前

 公明党の斉藤鉄夫代表は2日、憲法記念日を前に東京・JR池袋駅前で街頭演説し、交流サイト(SNS)や人工知能(AI)の普及を踏まえ、新たな時代の基本的人権に関する憲法論議が必要だと訴えた。「新しい価値観が生じてくる中、時代の変化に対応していく」と述べた。

 情報社会が高度に発達し、個人に不利な情報が永久に消えなくなっていると指摘。「意図的な拡散による人権侵害を考えなければならない時代になった」と語った。

 公明の基本的な考え方は、現行憲法に必要な条項を書き足す「加憲」だと説明。国会でのテーマの一つになっている「緊急時の国会議員任期延長」に触れ「国民的な議論を高めていきたい」と訴えた。