カシミール地方のパキスタン側でデモ行進する人々=1日、ムザファラバード(ゲッティ=共同)

 【イスラマバード共同】パキスタンとインドの係争地カシミール地方のパキスタン側で、マドラサ(イスラム神学校)の10日間の休校を地元当局が4日までに決めた。インド側で起きたテロを巡り両国の緊張が高まる中、インド軍の空爆を受ける恐れがあるとして「罪のない子どもを危険にさらすわけにはいかない」と判断した。ロイター通信が報じた。

 対象は445校、生徒2万6千人以上。地元当局は4月30日付で熱波のため休校すると通知したが、当局者は「天候と(インド首相の)モディという二つの熱にさらされている」としている。

 地元当局は4月30日に会合を開き、全会一致で休校を決定した。