大相撲夏場所(11日初日・両国国技館)で横綱昇進に挑む大関大の里は4日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で十両白熊らと21番取り「内容はともかく量を増やしている。追い込んで初日に間に合うようにしたい」と意欲を語った。初日まで1週間を切り、さらにペースを上げる構えだ。
部屋の稽古が休みだった3日は東京都足立区の境川部屋へ出稽古し、新進気鋭の幕内平戸海と20番取ったという。車で往復約3時間かけ、異例の休み返上で鍛錬した。
体調不良で調整が遅れていることから、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)に出稽古を打診された。大関は「境川部屋はすごくいい雰囲気だった」と笑みを浮かべた。